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【コラム3】 特養は、なぜ入所者にギリギリのカロリーしか与えないのか?

実は、痴呆で4年ぐらい特養に入っていた父が去年亡くなったのですが、最近やっとこの疑問が解けました。
そもそも、特養の食事のメニューは1日の総カロリー1300~1600Kカロリーぐらいのメニューしかありません。
基礎代謝は人それぞれ違います。でも、全員が糖尿病食みたいなメニューからしか選べません。
だから、特養の入所者はスリムな方ばかり。特養には肥満という概念がありません。なぜ、そうなのか、やっとわかりました。

父は軽度の糖尿があったので、あまり強いことを特養に言えませんでした。
ただ、食事の量を取らないと便秘になるんです。
だから、特養は下剤を大量に与えます。
それでも特養に行くと、痴呆のおばあさんが「うんこが出ないんです、うんこが出ないんです」と涙ながらに職員に訴えています。
つまり特養では肥満は悪なのです。
なぜ悪か? それは、介護する職員の腰にダメージを与えるからです。
特養の入所者は最初は痴呆で元気に歩き回っていても最後は寝たきりになります。
肥満のおじいさんを誰がベッドから車イスに移動させるんですか?
職員ですよ。結婚前の20才ぐらいの小さく華奢な女性が移動させるんですよ。
痴呆で死にそうなお爺さんと結婚前の女性の腰とどっちが大切ですか?
結婚前の女性の腰が大切なのは当然です。
だから、特養では『入所者の肥満は悪』なんです。
これは、病院の看護師にも言えます。
主治医が看護師に「ベッドではなく、車イスで食堂で食事をさせるように」と指示を出しても看護師はなるたけベッドで食事をさせようとします。
人手不足で看護師の気持ちもよーくわかります。
人手不足が解消するわけがないので、
『特養、病院で入所者にギリギリのカロリーしか与えない』
が、今後、20年、30年は続くでしょう。
ああ、悲しい。

テーマ : 認知症の介護
ジャンル : 福祉・ボランティア

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